Q&D


表題の「Q&D」は、Question and Discussionということを表します。

接着剤コンサルタントをやられている原賀さんがこの言葉を使われており、なかなかいいなと思いましたので私も使って行こうと思います。

実務に携わっている方たちは、それぞれの場の中で「何故だろう?」という疑問をお持ちだと思います。
で、それに対して、一般論としての「解答(らしきもの)」をお話しすると、一瞬だけ、なるほどという気持ちになる場合もあります。
しかしながら、たいていの場合、「ちょっと私の場合には当てはまらないかなあ」という感じになる場合が多いのではないでしょうか。
その微妙な齟齬を、ゆっくりと議論していくことが一番大事なのだろうなと強く感じております。

私も、馬齢を重ねてきても依然としてそんな場合が多くあります。
特に、実事象を理論的に理解しようとする場合に、教科書に書かれているようなモデリングがなかなか納得できないことが多いですね。
これは、私の理解力不足ということが大きな原因なのですが、議論する相手が見つかると新たな切り口に気づくことができて目の前が開けることがあります。

「Q&D」が行えるためには、発言者としては、『「よくわからないこと」を整理して「人に示せるようになる」ことが一番大事』でしょうし、まわりの場としては、『「相手のわからない点をキチンと推測」して、「ゆっくりとお話を進める」ことが大事』ということになるんでしょうね。


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