東亞合成の研究報に書いたもの
2024年まで佐々木が勤務していた東亞合成の研究報である TREND に書いた記事へのリンクを以下にまとめます。
オキセタン関連の仕事
1992年のR.P.I.への留学から始めた、四員環の環状エーテルであるオキセタン化合物の光カチオン重合に関する報告へのリンクです。
- オキセタン化合物の光カチオン重合に関する総説
何だか、同じような話を何回も書いています。よくないですね。反省します。 - 計算化学による環状エーテル類のカチオン開環重合性の検討(2004)
環状エーテルの塩基性等についてMO計算を行い、オキセタン以外の構造のポテンシャルを検討した。 - 「OX-SC:有機・無機ハイブリッドを形成可能な液状材料」(2004)
オキセタンアルコールを使って、有機・無機ハイブリッド材料の検討を行ったものです。アルミ錯体との組み合わせでカチオン重合が開始できる系で、オニウム塩系の重合開始剤は使っていません。結構透明性の高いものになるので面白かったのですが、材料としては使われなかったようです。 - 「3-Ethyl-3-hydroxymethyloxetane / Epoxides配合系の光カチオン重合特性」(2005)
工業的に広く検討されているオキセタンアルコール(OXA)の反応性について、まとめ直した結果を報告。
その他
オキセタンの光カチオン重合関連以外の事項については、以下にまとめました。
- 「体積ホログラムにおける収縮の影響」(2008)
ホログラム記録材料関連の仕事に関わった際に、重合収縮と記録の品質との関連について、シミュレーションを簡単にやってみた結果です。 - 「ブロックポリマーのミクロ相分離および構造形成」(2009)
OCTA関連の勉強を行っていく過程で相分離についての知見が少したまってきたので、まとめてみた総説です。 - 「開発を進める処方箋:三極化」(2010)
これは、技術記事ではなく巻頭言ですが、まあ、一応リンクを。