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コースの概要

本セミナーは、レオロジーを実践的に使いこなすためのベースとなる基本的な事項を実感として理解し、材料の持つ「流動と弾性」という二面性をイメージとして持てるようになることを目指します。レオロジーの本質をきちんと理解することで、各種の材料の違いを明確に区別する方法がイメージでき、その違いを利用した材料の設計のポイントもわかってきます。

本セミナーでは、直感的に感じる違いをきちんとした理解へと結びつけるために、「箇条書き」や「図解」を多用します。
そうすることで、単に抽象的な概念としてだけではなく、ブレイクダウンしたイメージとして直感的に捉えていきます。 また、数式だけに頼ることなく、数式が表したいことを理解して、イメージと数式をつなげていきます。



光硬化技術は、反応性の液状材料に光照射することで硬化物を得る技術です。省スペースでの高速硬化、溶剤を用いない環境保全、等々の多くの利点を有していますが、実用化に当たっては、その硬化機構を理解しておかないと各種のトラブルが発生する場合も多く見受けられます。

この技術は、液特性、光反応性、そして、硬化物物性等の調整が必要であり、各種の要素技術の組み合わせから成り立っていますので、技術的な内容が多岐にわたり、一見複雑に見えるかもしれません。しかし、個々の要素技術の基本をきちんとイメージとして捉えて、その関係を理解することで全体像をザックリと捕まえることができれば、理解は一気に容易になるでしょう。

本講座では、液体が固体と変化するという光硬化の過程について、以下のような流れで全体を俯瞰できるように配慮して説明を行います。